<道の駅スタンプラリー>

 「道の駅」スタンプラリーとは、@スタンプラリー帳を入手し、A道の駅を巡ってスタンプを集め、B応募するとスタンプ数に応じて抽選で「道の駅」の特産品引換券などが当たる、という毎年恒例の期間限定イベントです。
 全国で9つのブロック(北海道、東北、関東、北陸、中部、近畿、中国、四国、九州・沖縄)に分かれて実施されますが、1ブロックを完全制覇すると「完全制覇認定証」がもらえるので、つい完全制覇をしたくなってしまいます。ただし、残念ながら「完全制覇認定」の制度がないブロックもあり、是非、制度を導入して欲しいところです。

 道の駅の魅力は、地元の市町村が施設の整備・運営に関与しているため、いろいろ地域の特色を出そうと知恵を絞ってがんばっているところであり、まさにその市町村の「顔」と言えるでしょう。
 道の駅スタンプラリーの楽しさは、道の駅がそこにあれば、そこがどんな地域であろうとも、有無を言わさず、足を運ばなければならないところです。道の駅は、農山村の振興という目的で設置されることも多いため、普通であれば足を踏み入れないような山の中などにあることも少なくありません。
 しかし、そこを訪れてみると、その土地ならではの食べ物、工芸品、お祭りなど、地域を肌で感じることができ、水戸黄門のような諸国漫遊の気分になれます。

 まずはスタンプラリー帳を入手して、ひとつスタンプを押してみてください。
 ひとつ押してしまうと、次のスタンプを押したくてうずうずしてくるはずですよ。


◆ポイント1:場所
 道の駅は、国道沿いに設置されていることが多いです。
 ドライブの疲れを癒す施設であることを考えれば、主要な国道沿いに一定の距離ごとに配置されるのが望ましいのだと思いますが、地元市町村の思惑があるのでしょう、県道にあったり、市町村道にあったり、街の中にあったり、山の中にあったり、海沿いにあったり、線路を越えてみたりと様々です。
 車で走りながら、どうしてこの場所にあるんだろうと思い巡らしてみるのも楽しいです。

 それにしても「道の駅」までの距離を案内する青と白の案内板を見ると、なぜかホッと故郷に帰ってきたような気分になるのは私だけでしょうか。
 普通のドライブインより存在感を示す、あの「案内板」も、道の駅が国土交通省の施策だからできるんだよなぁ・・・・・・たぶん。



◆ポイント2:デザイン 
 道の駅の建物は、デザインが凝っているものが多いです。
 地域の特徴を出そうという努力の賜物だと思いますが、特にトイレのデザインに力を入れていると思うのは気のせいでしょうか。
 また、銅像やオブジェ、花など、道の駅には見所がいっぱいです。道の駅に着いたら慌てて施設やトイレに入らずに、ぐるっと敷地内を見回してみてください。新たな発見があると思いますよ。




◆ポイント3:露店
 道の駅でまず目に飛び込んでくるのは、露店です。
 毎日出ているわけではないのでしょうが、これがあるのとないのとでは、全然活気が違います。
 そのためか、雨天時も出店できるよう、建物のデザイン段階から配慮しているところも多くあります。

 地場産品、採れたて食材、名物料理からフリーマーケット的なものまで、売っているものは様々ですが、いかにも近所から来て副業で売っている、という雰囲気がいい感じです。



◆ポイント4:農産物直売所
 農業振興、林業振興、水産業振興、ということで、道の駅には大抵、農産物直売所や海産物直売所があります。いずれも人気があって、 (おそらく地元の人が大半だと思いますが)道の駅で一番の賑わいを見せている場所です。
 加工品も一緒に売っていたり、その場で食べられる場合も多いので、道の駅を訪れる楽しみのひとつです。

 また、林業関係で木工製品を売っているところも多いのですが、こちらは毎日食べるようなものではないので、賑わいはそれなりといったところです。



◆ポイント5:食べ物
 なんと言っても最大の楽しみは「食べ物」でしょう。
 伝統料理、名物料理、地元産の新鮮な農産物・海産物、その加工品、そして道の駅のために開発された新商品たち・・・・・・、あまりの選択肢の広さに悩む楽しさよ。
 道の駅に着くたびに、その選択を強いられるのですから、困ったものです。
 ちなみに、農産物直売所などで買ったときのために、箸や皿を持参すると便利ですよ。



◆ポイント6:お土産、地場産品
 伝統工芸品、地場産品やお土産など、買うものに困ることはほとんどありません。その町を代表するお土産は、大抵、道の駅で手に入れることができます。
 私は、道の駅のオープンに合わせて、地元の食材・素材を活用して開発した新商品が好きで、「農林水産省○○賞受賞」と書いてあったり、新聞雑誌の紹介記事が切り抜きで貼り出されていたりすると、たまらなく欲しくなります。




◆ポイント7:温泉
 道の駅にある温泉、というのも人気があります。温泉がガラガラだった、というのは経験したことがありません。
 おそらく地元の人が多く利用しているのでしょう。温泉にゆったり浸かりながら、土地の人たちのおしゃべりをぼーっと聞いているとなんだか旅情たっぷりです。




◆ポイント8:体験施設、展示館、その他施設
 道の駅には、いろいろな施設が併設されています。
 祭りの展示館、とか、そばの体験道場、和紙の手すき体験施設、無料飲水施設等が定番なのですが、公園や観光農園などどこまでが道の駅なのかわからないような施設が併設されている場合もあります。




◆ポイント9:交流
 道の駅に立ち寄ったら、何かを食べたり、買ったりして、店の人(地元の人)と話す機会を持つことをお勧めします。
 時には、道の駅スタンプラリーの仲間から声をかけられることもあって、情報交換したりなど楽しいひと時が過ごせます。




◆ポイント10:情報収集
 道の駅には情報がいっぱいあります。
 有料で販売していてもおかしくないような地図が無料で置いてあったり、近くの温泉やテーマパークの割引券があったりなど貴重な情報源です。勿論、交通規制状況なども知ることができます。
 でも、近くのガソリンスタンドの場所と営業時間がわかると、もっと便利なのに、と思います。




◆番外編:休憩施設
 これを番外編にしたのは、いろいろと課題が多い施設だな、と感じているからです。なんとなく防犯上も問題がありそうなのか、夜間は利用できないところも多いです。
 もともと、長距離ドライブのための休憩施設、というのが「道の駅」の発端だったため、この機能が要らないとは思わないのですが、ちょっとはずれにある利用されていない施設、という印象が強いのです。思うに、道の駅で休憩する人は、飲食をしながら、もしくは、自分の車のなかで休憩する人がほとんどなんじゃないでしょうか。





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